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新しいMacBook Pro発表、新機能とAppleの今後

Date: 2016年11月03日 Brand: Category:
新しいMacBook Pro発表、新機能とAppleの今後

日本時間1月28日にAppleのイベント「hello again」が開催されました。

今回の記事では「hello again」で発表されたMacBook Proの特徴をイベントの画像を交えて紹介し、後半では私のイベントの感想を書いています。

こちらをクリックするとページ後半の私のイベントの感想まで移動します。

新型MacBook Proの特徴

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15インチMacBook Proの厚さが前モデルと比較して14%薄くなり重さが1.83kg(4ポンド)になりました。

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13インチMacBook Proの厚さが前モデルと比較して17%薄くなり重さが1.37kg(3ポンド)になりました。

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前モデルと比較して2倍大きなトラックパッドが搭載されてました。

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無印MacBook 12インチに搭載されていたバタフライ構造が第2世代にアップグレードされ、前モデルと比較して使い心地がより快適になり、より優れた反応になりました。

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キーボード上部のファンクションキーを廃止してTouch Barを搭載しました。Touch Barはアプリケーションごとに切り替わる横長のタッチパネルで、絵文字入力、予測変換など様々な用途に使うことができます。

参考動画

 

 

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Touch Barの右端にTouch IDを搭載し、Macのログイン、ロック解除時や、Apple Payなどでの支払い時に即座に指紋認証で本人確認出来ます。

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Apple T1チップが搭載されました。これはTouch IDなどの情報を扱うチップでSecure Enclaveにより安全にその情報が取り扱われます。

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新型MacBook Proが対応したP3と従来のsRGBの比較(2015年のイベントより)

新型MacBook Proが対応したP3と従来のsRGBの比較(2015年のイベントより)

ディスプレイがアップグレードされました。前モデルと比較して67%明るく、67%高いコントラスト比、25倍多い色が表現可能になりました。

 

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15インチMacBook Proに新しいCPU,GPU,SSDが搭載され、パフォーマンスが大きく向上しました。

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13インチMacBook Proも同様に新しいCPU,GPU,SSDが搭載され、パフォーマンスが大きく向上しました。

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スピーカーが新しくなり、58%大きい音量、2.5倍大きい低音、2倍のダイナミックレンジになりました。

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電源、やデーター転送、ディスプレイ表示など様々な用途に使えるUSB-Cの形状のThunderbolt 3端子がTouch Bar対応MacBook Proに4つ、非対応のMacBook Proに2つついています。

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Touch Bar無しMacBook Pro 13インチ、Touch Bar有りMacBook Pro1 3インチ、Touch Bar有りMacBook Pro1 5インチの3種類が発売され、それぞれ一番安いモデルの値段が、148,800円、178,800円、238,800円です。

「hello again」の感想

1:早すぎるThunderbolt 3のゴリ押し

今回のAppleのイベントは「Appleには失望した」という声が一部であがっており、私も「Appleが消費者目線になれているのか?」と疑問視してしまうような発表内容だと感じました。

今回のMacBook Proには至る所まで改良が施されており、スペック、サイズ、重さなど多くの面でユーザーの要望を満たす製品になっていました。ですが問題はThunderbolt端子です。Appleは今までも少しフライング気味でも古い規格を廃止してきました。例えばMacBook Pro RetinaでCD/DVDドライブを廃止してMacBookの薄型化を図り、iPhone 7でイヤホンジャックを廃止してその代わりに防水に対応するなど似たようなことはたくさんありました。ですが、今回のように通常のUSB端子をいきなり全部廃止して今まで採用されていなかった新しいUSB-Cとイヤホンジャックだけに急転換したことは評価できません。なぜなら現時点ではワイヤレスイヤホンなどとは違いほとんどThunderbolt 3(USB-C)製品が他社製のコンピューターに搭載されて普及しておらず、高価な製品が多いことを考えると本当にユーザーがUSB-Cを採用することを望んでいたのでしょうか。AppleがUSB-Cの開発に多額の資金を投資したことや防水や薄型化のような製品開発上の理由があったとしてもUSB-Cとイヤホンジャックしか端子がないというUSB-Cのゴリ押しはユーザーのためとは思えません。(少なくとも前まで中規模なゴリ押ししてたThunderbolt 1,2はほとんど普及しませんでしたし)ほとんどのユーザーはアダプタを買うことになり、それは無駄な荷物になるでしょう。(ユーザーだけではなくApple上級副社長のフィル・シラー氏も英インディペンデントへのインタビューでアダプターの利用を推奨しています。) そして、他にもUSB-C端子の問題点はあります、充電に使う時です。USB-C端子はデーターの転送やディスプレイへの端子だけでなくすべての端子で充電ができます。つまり新しいタッチバー付きのMacBook Proでは4つの端子でMacの充電ができるのですが、充電できる端子が無駄に多いことはさておき、以前までMacBook Proに搭載されていたMagSafeに比べると大きくその性能は劣ります。MagSafeはマグネット式により着脱が安全に軽い力で行え、ケーブルに何かが引っかかるなどケーブルに力がかかってもケーブルがすぐに外れるためMacが落下する心配はありませんでした。しかしUSB-Cは充電専門の端子ではないのでそれらの機能はありません。私は今回の早すぎるUSB-Cのゴリ押しは評価できません。

2:MacBook Airはラインナップから消えず、しかし

こちらの記事で次のMacBook Proが発表されるときにはMacBook Airはラインナップから消えるのではないかと予想しました。結果として今回のイベント後もMacBook Airが残りました、が。Appleの多くのラインナップには現行モデルに加えて前まで販売されていたモデルも販売されています。現在のMacBookは2世代目ですが、1世代目から2世代目の強化は細かいスペックの強化だけなので第1世代MacBookではなくその前のモデルのMacBook Airがその前モデル枠として販売されているだけで、実質MacBook RetinaはMacBook Airの後継で、現在のモデル移行期間を終えたら実質MacBook Airシリーズは販売終了と考えて問題ないでしょう。

3:そして消えた光学ディスク

イベント後に最後の光学ディスク搭載MacだったMacBook Pro(非Retinaディスプレイ)が販売終了になりました。大きなウェイトを占めるディスクドライブがなくなったことでパワフルなのに薄くなった初代MacBook Pro Retinaは記憶に新しいです。

4:Appleが画面を作らなくなった

AppleがLG製ディスプレイを紹介する場面

AppleがLG製ディスプレイを紹介する場面

過去にはThunderbolt DisplayなどのAppleのディスプレイがMacProユーザーなどに使われていましたが、今年6月に発売終了しました。そして今回のイベントではフィルがLG製のディスプレイを紹介していましたが、その後Appleがディスプレイの開発を終了したとの情報入りました。このLG製ディスプレイ、機能はさておきとてもApple製品とデザインが合うようには見えません。今後私たちはデスクトップMacでAppleのデザインにピッタリのAppleのディスプレイを使いたければiMacを使うか販売が終了したThunderboltディスプレイを購入するしかないようです。

(よりによってこんなデザイン、それもLGの製品にAppleが託すとは…)

5:物足りない感

今回のAppleのイベントは主にテレビ関連のアプリの情報をまとめて扱えるアメリカ限定のTVアプリとMacBook Proの話題しかありませんでした。あらゆるところで「物足りない感」「これで終わっちゃうの」「MacProはまだ発表されないの」などの声が見られました。確かにこの話題2つ(実質1つ)は少ないですね。

6:若干安くなった他のMac

これも発表外のことですが「MacBook」「iMac」「Mac Pro」「Mac mini」が値下げされました。今回の発表内容が少なかったこともあり、他の製品に目がいっています(笑)

まとめ

全体的にMacBookの特徴をMacBook Proに加えて進化させたというような発表内容でしたね。今回のMacBook ProはMacBook Air→MacBookのように非常に大きなアップデートを遂げました。次はどの製品がメジャーアップデートするか楽しみですね!

長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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