今年もAppleはiPhoneなど新製品の発表が期待されていますが、去年Macの新製品が、MacBook ProとMacBookしかなかったこともあり、Macのアップデートラッシュが期待されています。そこで、来年予想されるMacのアップデートと、私の独断と偏見満載のその製品の登場する確率予想をまとめました。
iMac
今年アップデートを一番期待されているMacはiMacだと考えられます。というのもAppleのCEOであるTim Cook氏が先月に「現状の最高のデスクトップ型MacはiMac 5K Retinaディスプレイモデルである」発言したからです。iMacはこれまで「Mac Pro」「MacBook (Air)」「MacBook Pro」という流れに続く形で今年大幅アップデートされるでしょう。予想されるアップデートは、先日紹介した新しいIntelの第7世代Coreプロセッサーの搭載、大幅な薄型化、MacBook Proのように低音ブーストの大音量スピーカーが搭載されることに加え、USB-CのThunderbolt 3の搭載が考えられます。また、周辺機器のアップデートでTouchBarとTouch ID付きのMagic Keyboardがリリースされる可能性もあるでしょう。ですが、大幅アップデートは開発に年数がかかる上に、2016年のMacBook Proにバグが多数見つかったことで、アップルは大幅アップデートに対して消極的になっているかもしれません。
そしてiMacはSteve Jobsのアップル復帰の1年後に発売されたAppleを代表するMacですが、iがつくデバイスは現在iMac、iPod以外はiOS搭載デバイスの名前で、混乱を招いていることを考えると名前も大幅アップデートに合わせてMacBook Air→MacBookのように変わるかもしれません。
(そして個人的に気になるのが、Appleが普通のUSBを廃止しないかです。流石のAppleもiMacからUSB-Cとイヤホンジャック以外の端子を廃止したりしませんよね…)
今年新型が登場する確率 : 70%
MacBook Pro
去年大幅アップデートがあったMacBook Proですが、不具合やバッテリーの持続時間の公表値が実際の持続時間より短いなど問題が相次ぎ、新モデルの登場が早くも期待されています。私が考えている薄型化と性能を突き詰めた結果、Appleのバッテリー持続時間の社内ノルマをギリギリ超えた形になってしまったという原因でこのようなことが起きてしまったのかはわかりませんが(訂正:バグが原因でした→参考リンク)、バッテリー問題は解決に向かいそうです。なぜなら次期モデルではバッテリー消費が少ないことが特徴のIntelの第7世代Coreプロセッサーがほぼ確実に搭載されることが考えられ、低消費電力のIGZOディスプレイも搭載されると予想されているからです。また、去年の大幅アップデートでかなりの研究開発費がかかったことが原因か価格設定がかなり高めに設定されていましたが、売り上げが好調だったことで次期モデル発売と同時に値下げされることが考えられます。しかし、期待とは裏腹に、あまりに問題点が多すぎて、次期MacBookの開発どころか、2016年モデルの致命的なバグすら修正できていないのが現状です。こんな状況で新製品を開発できるとは考えにくく、次期アップデートに予想されるアップデート内容も考慮すると新製品が発表される可能性は低いと言えます。
今年新型が登場する確率 : 30%
日本時間1月28日にAppleのイベント「hello again」が開催されました。今回の記事では「hello again」で発表されたMacBook Proの特徴をイベントの画像を交えて紹介し、後半では私のイベントの感想を書いています。※こちらをクリックするとページ後半の私のイベントの感想まで移動します。新型MacBook Proの特徴15インチMacBook Proの厚さが前モデルと比較して14%薄くなり重さが1.83kg(4ポンド)になりました。13インチMacBook Proの厚さが前モデルと比較して17%薄くなり重さが1.37kg(3ポンド)になりました。前モデルと比較して2倍大きな... 新しいMacBook Pro発表、新機能とAppleの今後 - Rukkora's Apple Blog |
MacBook
MacBookは一昨年の登場から1年でアップデートされたこともあり、今年のアップデートの可能性は低いかもしれません。2016年モデルのMacBook Proで、 2015年モデルのMacBookから搭載されたバタフライ構造のキーボードや、USB-Cなどを強化したこともあり、次のMacBookのアップデート内容は、2016年モデルのMacBook Proと同じく第2世代バタフライキーボードや、USB-Cの形状のThunderbolt 3が搭載されることが予想されます。また、USB-C(Thunderbolt 3)のポートの数が増える事や、今までは消費電力の問題で搭載される事のなかった「Intel Coreプロセッサー」が、消費電力の少ない第7世代にアップデートされる事により搭載されるかもしれません。
(そして次期モデルの登場に合わせてMacBook Airが姿を消すかもしれませんね。)
今年新型が登場する確率 : 60%
MacPro
MacProは前モデル発売から1116日も経過しています。
そしてMacProには、結局普及することがないまま役目を終えたThunderbolt 2の端子が未だに6個もついているという状況なので、アップデートは秒読みですが大きなアップデートは期待できません。
今年新型が登場する確率 : 95%
Mac mini
私もメインで使っている、現行のMacの中でダントツ低価格で独特の魅力があるMac Miniですが、アップデートはあまり期待できそうにありません。
AppleはThunderbolt Displayの販売を中止したことから考えてiMacを除くデスクトップパソコンへの開発意欲が消えていっていると考えられます。Mac Miniはあまり売れていなくてAppleは興味ない、というより業績の悪化で相次いでいるディスコンも視野に入れているような状況だと予想できるので、あまり期待はできません。ちなみに、MacProの場合はハイエンドユーザーからの需要もあり、単価が高く、アメリカで生産しても採算があうような製品なので売り上げが低くてもディスコンの可能性は低いでしょう。
ですが、ここでAppleがMac miniのコテ入れを狙い力を注いだ新製品を作る可能性もありえます。
右の画像のMacBookのマザーボードを見ればわかると思いますが、Appleが本気で小さいデスクトップパソコンを作ろうと思えば本当に小さなパソコンが作れるでしょう。
今年新型が登場する確率 : 40%
最後に
私の新型Mac予想はいかがでしたか?予想が当たるかはわかりませんが、多くの製品に新型が期待されます。また、先日紹介したKabyLakeプロセッサーが、今年発表の新型Macに大きな影響を及ぼすことは確実と言えるでしょう。
本日アメリカの家電製品見本市であるCESにてインテルが第7世代Coreプロセッサーである「Kaby Lake」を複数モデル発表しました。Intelは、以前までの「14nm」という技術を改良した「14nm+」という技術が新しいプロセッサーに採用されたことによってクロック数が向上し、パフォーマンスがノートパソコンでは20%、デスクトップパソコンでは25%ほと向上しており、その上消費電力も低くなっていると発表しています。また、プロセッサ内蔵型GPUであるIntel HD Graphicsシリーズもアップデートされ、VRや4K関連の性能も向上し、ゲームをする際... インテルが第7世代Coreプロセッサーを発表 次期Macに搭載か? - Rukkora's Apple Blog |
参考リンク
302 Found - corriente.top |
Apple製品のこれまでの発売日を元に、新製品が出るまでの周期をまとめました! Apple Days | Apple製品の発売周期まとめ - appledays.santalab.me |